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あらみそかもすぞ

まじめにふまじめ

学術情報センター図書室ミッションワークショップに参加しました

2014年1月17日に学研都市ひびきのの学術情報センターで開催された,ミッションワークショップに参加してきました.
とても楽しくて勉強になったワークショップでした.せっかくなので,自分向けに熱い気持ちを残しておこうと思います.

ミッションは「学研図書館をバリューアップ!」と「自己をバリューアップ!」の2本立て.

  • 学研図書館をバリューアップ!
    学術情報センター1階の教室(1階の入り口を入ってスグ左の部屋です)が空いているので,それを図書館別室としてどう変身させるか,というミッションです.
  • 自己をバリューアップ!
    ファシリテーターとして田坂逸朗さんがいらっしゃるので,合意形成の方法や話し合いの進め方を学びましょう!というミッションです.
私は学研図書館をあまり利用しませんが,生のファシリテーションがみれると聞いて飛びつきました.
他の参加者の方々には,学生,図書館の方,学術情報センターの方,大学の事務の方,大学教員などなどだいたいの利害関係者は揃っていたんじゃないかと思います(そういえば一般の方はワークショップの対象外になっていたのですが,図書館自体には一般の方もいらっしゃるので,一緒に話し合えたらよかったのかもしれませんねえ).普段は話すことがない方ばかりで,わりと緊張しました.

初めにワールドカフェやホールシステムアプローチなどなどの説明はありましたが,まあ体験するのがいいよねということで,さっそくワークショップに入っていきました.
ワークショップにはよくある自己紹介から入った(名前やらとテーマに関するあれこれ.今回の場合だと図書館に絡ませて自己紹介しました)のですが,これが初めて体験する自己紹介でした.今回のワークショップでは4人×4グループ+3人×1グループな構成でした.いつもの自己紹介なら,それぞれのグループで自己紹介してくださいね,なんですが,今回の自己紹介は4人グループは更にそこから2・2にわかれて,2人グループになって行いました.2人がお互いを知ったあと,片割れの2人と合流し,そこではじめて4人で共有を行います.
この方法,とてもやりやすかったです.ワークショップ慣れしてる人にとっては苦にならないのかもしれませんが,いきなり1対多で話すのは思った以上に気後れするものです(新入生の頃の親睦会が億劫だった原因がワカリマシタ……).こんな便利な技を盗まないわけにはいきません.

さて,場があったまったところで,今回のテーマが登場です.

「最低の図書館,最高の図書館.私の影響力.ミッション?役割?ビジョン?夢?」です.

まずは最低の図書館,最高の図書館ってなんだろうねえと4人でトークします.カフェでおしゃべりするように,トークします.カフェと違う点はコーヒーがないことと,テーブルクロスがおしゃれなざら紙だったことくらいです.好き勝手にらくがきしちゃっていいクロスなんてとても素敵です.真っ白な紙じゃないので,がんがん書いていい感じが◎です.

そんなテーブルクロスにらくがきしながら,色々な図書館について話しました.記憶に残ってるのは「武雄市図書館やばい」くらいです(他にももちろん色んな意見が出ましたよ!).そうそう,私のいたグループでは最低な図書館の意見は施設が古いくらいしかなかった気がします.自然と最高な図書館のことばかり話していたのかなと思っていたら,実はこれ自然じゃなかったみたいです.
今回のテーマは「最低な図書館と最高な図書館」についてだったので,意見と反応をざっくりまとめちゃうと下の2パターンだと思います.
  1. 自分「図書館で××なの嫌だよね」相手「そうだよねえ〜」
  2. 自分「図書館で○○なのいいよね」相手「それいいよねえ!」
このとき,1ばかり言っていると,なんだか愚痴でお腹いっぱいになってしまい,自然と人の反応のいい2にうつっていくそうです.相手の反応がいいと自分もテンションがあがっちゃうんだそうな. だったらテーマは「最高な図書館」でいいじゃないか! と思っちゃいましたが,最低な図書館がくっついているのもミソなんだとか.最高な図書館だけだと,
  • 自分「図書館で○○なのいいよね」相手「でもそれは××だからなあ」
なんて反応がでてきちゃうんだそうな.人間って不思議.
もしかして,うまくいったワークショップのテーマの一覧を眺めてみるとテーマ設定のコツがみえてきたりするのでしょうか?

さて,20分くらいおしゃべりして,席替えタイムです.グループのうち1人が残り,あとの人は他のグループの机へ散ります.ここで他のグループから来た人とグループを組み,どんな意見が出ていたのか情報収集を行います.
同じ話題が他のグループでもでていることに気付いたり,全然違う話題に驚いたり,情報を得ると再び元のグループに席替え,もとい集合します.
そこで更に情報共有を行いました.これが最後の話し合いとなります.
ここで,2回席替えがでてきたのですが,どんなタイミングで席替えを測っているのかというと,声のトーンだそうです.参加人数が多くなればなるほど個々の雰囲気をつかむのは難しくなるので,声のトーンで判断するそうです.席替え直後は,意見を言いたくてしょうがない衝動でついつい声のトーンが高く,それが収まってくると議論に移っていき声のトーンは低くなっていくんだとか.そこでそろそろ席替えのタイミングかな?となってくるそうな.
そういえば参加者がおしゃべりをしている間,部屋の中央でぐるぐる歩かれてたんですが,声のトーンを聞かれてたのかあ,となるほど納得.

3回のセッションを終えて,部屋には沢山の意見であふれかえっています.
たくさんアイデアでたね,よかったね〜で終わってしまってはモッタイナイ,ので,ここからは収穫祭に移ります.ハーベストです.たくさんのアイデア1つ1つを取り上げていくのは時間的にちょっと……ということで各々の心に残った意見や得たビジョン,夢を共有します.まずは自分の意見やビジョンを紙に書きます.



そしてグループから意見をどんどん発表し,完成したのが下の図です.リアルタイムにみんなの意見がまとめられていく様に驚きを隠せませんでした! ばらばらだったそれぞれのアイデアがうまくグルーピングして見える化してあるので,とてもわかりやすいです.ファシリテーション・グラフィックすごい.
そうそう,真ん中にある「使う人の数だけ,最高の図書館がある」は今回の名言です.参加者全員がうなずいてた気がします! 図書館はいろんな人がいろんな背景があって来る場所なんですから,最高の図書館が違うのは当たり前のことなんですよね.そんな当たり前のことをワークショップは気付かせてくれました.それだけでも大きな収穫のような気がします.

でてきたアイデアは上をみてもらえればばっちりわかるんですが,個人的にぜひやりたい! と思ったのは「やってみる部屋」のネタです.「本を読んでもなかなか実践できる場がない.でも知識は実践しなきゃ身につかない.だったら実践できる場をつくっちゃいましょう!」という案です.いわゆる多機能部屋にしましょうって話なんですが,何がいいって何でもやってみなきゃわからないんだから,やりましょう! 感がでていることなんじゃないでしょうか.
北九大の学生的には,そういう場所がなかなかありません.学年,学部を超えるだけじゃなく,学校や職場を超えたみんなで実践したり議論したりできるような場所があると,きっと面白いことが起きるんじゃないでしょうか.将来的にはフューチャーセッションのようなものができたらいいなあ,なんて思うこの頃です.

色々得たことが多いワークショップになったんですが,これで終わっちゃ意味がない.まずは実践あるのみ! ということで同志を集めて,実際にやってみるネタを考えて頑張ってみようと思います.ああ,それからワールドカフェの本も読まないと.

最後になりましたが,ファシリテーションしてくださった田坂さん,思っていたよりもたくさんのお土産をいただきました.とても有意義な時間をありがとうございました.
ワークショップを企画してくださった学術情報センター図書室さん,また参加者のみなさん,素敵な時間をありがとうございました.